第125言   マイケル・ジャクソン と 美空ひばり


早朝 眠気まなこで、テレビをつけると「マイケル・ジャクソン」緊急入院とか危篤とかが、テレビの字幕に映る。その時点ではこんな事になるとは思わずに・・・・・結果として亡くなり、振り返ってみると すごい影響を音楽界に及ぼしたの気づき、世代的には「ビートルズ」以来? あるいは音楽界至上初だったのであろう。



私は20年前に同様な奇妙な経験をしている。



当時31歳の私は当日大阪から新潟へ飛び、日帰りで大阪・鹿児島と移動するので、またその日は日程が最後まで決めらず、新潟行きの始発に乗るため大阪空港へ一番乗りしようとホテルのテレビのスイッチをいれると早朝にもかかわらず「美空ひばり」の歌番組をやっていて、昨夜の深酒で「俺まだ酔っ払ってるのかな」と思いつつシャワーを浴びて、着替えながら他のチャンネルを見ても「美空ひばり」特集・・・・・数分後に理解でき・・空港へのタクシーの運転手さんに「その事」を告げると、運転手さんはラジオを入れ、美空ひばりには戦後、励ましと希望を貰ったと涙を流すやら、



空港へつくと大声で興奮気味に空港職員に伝えると空港のテレビはすべて「美空ひばり」一色になり、まるで一瞬映画総監督になったみたいな不思議な体験でした。

当時の空港関係者にはかなり「ひばり」ファンが沢山いたのでしょう・・そして彼女から勇気や希望を貰っていたのでしょう。



今回のマイケル事件?も同様で

黒人であるマイケルが、世界レベルのスターになり、栄光と挫折を繰り返しながら・・世界の頂点に上り詰める物語が、最後に急な幕切れを迎えてしまい・・・驚いている。



美空ひばり同様に マイケルから勇気と感動を貰ったファンにとっては残念な事なのだろう。

人生は「映画」のようには行かないので・どんなに美しい容姿や肉体も永遠ではないが・・

感動や勇気をもらった者には 永遠なのかもしれない。



     感動くれてありがとう・・マイケル・ジャクソン